- 作者: 津村記久子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/15
- メディア: 文庫
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津村記久子『ポストライムの舟』読了。表題作も『十二月の窓辺』も途中で読み置けず、早く少しでもこの世界に光が注がれるのを願って読み進んだ。2作とも最後の最後、南風に吹かれたような気持ちになった。泣いた。 仕事もお金もだいじ。でも自分が一番だいじ。誰かと雑談できることは財産だ。
仕事が、というより人間関係がうまくいかないとき、相手を憎むより自責するほうが上等な感情(=大人)に思えることがある。でも自分で合点してない自責は結局、自分の外部にも歪みをきたして沼を広げる。 改めるべきは改めて、一方で胸の内では素直にむかついていいんだ。その加減は難しいけど。
2013-12-23 23:36:35 via web
という具合に津村小説イッキ読みで胸を熱く震わす年の暮れです。 仕事で、人間関係で、出口なしの理不尽な思いをしたことがある人は読んでみると少し血流が良くなるかもしれない。
2013-12-23 23:40:13 via web