肉じゃが

休日。
明け方に激しい雷雨。Twitterを覗くと同じく雷鳴で目を覚ました人たちで朝5時前からにぎやかだった。
あまちゃん』見て、コーヒーを飲みながら机に向かって少し本を読み、持ち帰り仕事。空の暗さと雨の音に酔って真面目になってみた。朝10時ぐらいまではざんざん降り。休日で良かった。
昼頃、母より「山形(母の生家)から野菜が届いたから取りにおいで」と電話。雨はやんでいた。実家に行ってみると、玄関に立派なトマト、ナス、キュウリ、オクラなどの山が。家に上がらず玄関から、台所にいる母へ「どれくらいもらっていいのー」と聞くと「そこにあるのぜんぶあんたのー」との声が返ってきて、なぜかイラッとしてしまう。ありがたいことなのだが。少し減らして持って帰ってきた。それでも大量だ。どうやって食べよう。
ダラダラと仕事をしていると15時頃に急に強い日射しが入ってきたので慌てて洗濯機をまわす。休日で良かった。夕方からでも干す。
夕飯はもらった野菜丸かじり。キュウリに味噌を、トマトに塩を、ゆでたオクラにマヨ七味をつけて、肉も炭水化物もビールもなしで、それらばかりを修行のようにガブガブ食べた。これは痩せる。
『おかげでした』食わず嫌い王決定戦古田新太×有村架純あまちゃんTLが盛り上がる。他局であまちゃん出演者が丸々1時間ってすがすがしい。有村架純ちゃんも『スターマン』の宣伝で来てたはずなのにまったくそちらには触れてもらえてなかった。
こんど泊まりにくる関西の友人と電話。ここ一ヶ月ほど抱いていた、共通の仲間への不安や疑念が少し晴れた。みんな、やさしくて大人だから、かえって気遣いが誤解を生んで不穏に膨らんでしまってたみたいね、という話。
ほっとして『アメトーーク』見てたが、落ち着かなくて、気づいたら、そうめん茹でて、麻婆豆腐をおかずに食べていた。

読み終わった本

ごはんぐるり

ごはんぐるり

ごはんにまつわるエッセイ。“異性に対する正解の料理論”は西さんがノッちゃって何章かに渡ってるのが飲み屋でくだ巻いてるみたいで面白かったな。
『食わず嫌い王』で古田さんが「肉じゃが好きな奴なんているの?」と発言していて、あーっ、最近誰かもそんなこと言ってた、たしか女性だった、でも言ってる映像が思い出せない。ラジオか?久保能町のおふたり?いや違う……とテレビ実況中にぐるぐる考えていたが、ふと読み終えたばかりのこの本が視界に入ってきて、そうだ西さんだった!と。「得意料理の正解」という章で、女が男に語って良い(異性から見ても同性から見ても印象が良く疑われない)“正解”の料理について書いている。読んだばかりの好きな作家(女性)の本と同じことを、たまたま見ていたテレビで好きな役者(男性)が言っててなんだか嬉しくなる。
最後の書き下ろし短編小説は、まるでエッセイの続きみたいだったが、結末にきて、突如、魔法がかかったみたいに小説になった。なるほど、こうすると小説になるし、この魔法が使えるから彼女は小説家なんだなとおかしなところにえらそうに感動した。

つくった料理

  • トマトソースのスパゲティ(たぶん「ポモドーロ」)

「つくった」と言えるほどの工程ないが。朝ごはんに。朝ごはんからスパゲティ。
『ごはんぐるり』収録の短編小説「奴」の主人公(食にこだわりがない)が“トマトソースのパスタをよく作る”とあって、真似した。まあそうですよねという味だった。
そういえば『ごはんぐるり』には「活字のごはん」という章もあります。