個人の責任

連休1日め。
朝だけでなく昼すら涼しい。すっかり秋だ。休日に過ごしやすい気温とは運がいい。
所用で実家を訪ねる。母の「どう最近」のあいさつ代わりの短い質問に、愚痴や不安をぼたぼたとこぼした。涙もこぼした。珍しいことではないから母も作業しながら聞いている。聞いてなかったかも。ぼたぼたこぼしてるあいだにトウモロコシが茹であがり、切ったスイカが出てきて、シソの塩漬けで巻いたおむすびがラップに包まれ並んでいた。母に「お母さん英語教室に行くからスイカ食べたら帰って。トウモロコシとおむすび持ってって」と言われ「あ、はい」と帰ってくる。
録画やDVD、本を消化。夕方、コーヒー豆を買いに出て、また録画消化。家で熱いコーヒー飲むの久しぶりだ。
* * *
夜、気のいい人から電話がかかってくる。先週末に泣かし泣かされたあとでお互いどう思ったかなどを話す。一度泣かせて、それでもむこうが話そうとしてくれてるから一気にこちらもラクになった。わたしは自分の自意識の強さや物言いの強さを「ごめんなさいね30過ぎの女だもんで」と言って濁すのがクセになっていたようだが、それについて気のいい人に「年齢も性別も関係ないでしょ」と言われた。たしかにそうだった。己の面倒臭さをカテゴリに沈めて逃げてはいけない。面倒臭さは個人の責任だ。ごはんの約束をした。

観たDVD

グーグーだって猫である Blu-ray スペシャル・エディション

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少女に何が起こったか』を見て、ドラマのハチャメチャ具合とは別にキョンキョンの輝きに腰を抜かしたので、キョンキョン作品を意識的に摂取していこうと思い。
日々『あまちゃん』漬け、かつ『少女に何が起こったか』を知って間もない今このタイミングで見たためか、キョンキョンがふわふわマリアすぎて戸惑う。
原作は読んでないが、原作ファンはさぞかし悔しかっただろうなーと未読の人間がいらぬ心配してしまうような映画だった。まあ“原作ファン”とは映像化作品にたいてい納得しないものだけど、なんだろう、映像化する側の「映像にしかできないことをやらねば」という使命感が妥協とまざってヤケクソになってるような。加瀬亮の役柄が目を引く。吉祥寺には(中央線には)こういう人いますね。
少女漫画の映画化に悔し涙を流した思い出といえば『笑う大天使』だが、そういえばあれにも上野樹里ちゃんが出ていた*1上野樹里ちゃんは全然悪くない。素晴らしい女優だ。作品全体がどうであろうと彼女はいつも好演している。映像のほうが成功してる稀な例の『のだめカンタービレ』も上野樹里ちゃん主演ではないか。
笑う大天使(ミカエル)プレミアム・エディション [DVD] のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スタンダード・エディション [DVD]

*1:今を(やっと)ときめく平愛梨ちゃんも出ていた