つるちゃん、ストライクちゃん

14:46はちょうど、待ち合わせてたつるちゃんと会えた頃かもしれない。
仕事の休憩時間に、つるちゃんと会ってオチャした。
つるちゃんがオカヤさんやウラモトさんとやっている『しりとりコ』がとても素敵で楽しみであると私が言うと、つるちゃんも、すごく刺激になってるとニコニコ話していた。今のところ、つるちゃん(=鶴谷香央理さん)の絵は紙に描いているのだそうで、「じゃあ原画があるんだ……!」と私のテンションが上がる。額に入れて飾りたい。オカヤさんの絵はキュートでうっかりセクシーだし(オカヤさん、おしりが好きなのかな)、ウラモトさんの絵は漫画で見るのとは違う迫力と格好良さがあるし、つるちゃんの絵は絵本の1ページみたい。『しりとりコ』は3人の1枚1枚が、ギフトだ。
おしゃべりはそのほか、自慢とか弱音とか野心とかをちょろっと話す。つるちゃんと話していると私は、人に言うはずのなかったことや、まだ自分の中でも固まってない気持ちをポロッと言ってしまうので、彼女と別れたあといつも己の迂闊ぶりにジタバタするのだけど、「もう自分以外の誰かに言ったんだし」と次のアクションへの理由にもなる。
つるちゃんもオカヤさんもウラモトさんも、それから植木屋の邦子さんやご近所セレブママのザンスちゃんや全身全霊のワタカスさん、誤解が苦手なCさんや、たくさんの、ここ2年でよく遊んだりTLでじゃれあったりしている人の多くは、2年前の震災を機に始まったTwitter上の言葉遊びを通じて知り合った人たちだ。みんな大人なのに、ちょっとどうかと思うほど本気で遊ぶ。大人だから本気で遊ぶ。大人だから、遊ぶあいだにも仲間の誰かが結婚したり出産を控えたり息子さんが進学したり仕事が成功したりする。そういうお祝い事を心から喜びつつ、遊ぶときは遠慮なく勝とうとしたり巧くなろうとしたりしている。


仕事終わって帰宅すると『ストライクTV』が始まったところ。出演者は爆笑問題伊集院光小島慶子柳沢慎吾大久保佳代子NON STYLE。こう名前を並べてみると一見渋めだが、爆発的に面白くなるのが期待できる。コートを脱がずにテレビ前に座る。
ここ数ヶ月の『ストライクTV』は、男女や人間関係における負の感情をテーマにしたささくれたクイズが続いていて、正直いってあの部分は早送りしたいのだが(知らない誰かが「カラオケで『桜坂』歌われるとムカつく」とか言ってるの見ても、1ミリも楽しくない)、スタジオのトークが名場面続出でTLのテレビ実況も盛り上がるのでついついリアルタイムで見てしまう。
期待以上にすごかった。柳沢慎吾さんが自分のギャグを言いたくて、もう、話の脈絡とか全然ないところでも次々と繰り出してたら、後半から他の出演者がギャグまでの道筋を整えるようになっていったりとか、同じく柳沢慎吾さんが興奮先行でトークを始めてしまい、ところどころに不可解なキーワードが入っているのを周りが連想ゲームのようにつないで状況を明確にしていったりとか、ノンスタ井上さんのキャラを鮮やかにする大久保さんのビンタ、井上さんのアレなエピソードを自慢げに話す石田さん、井上さんに負けじとアレな田中さん、30年前のウーチャカエピソードを昨日のことのように話す太田さん(これはいつもの)、一歩引いて楽しんでる小島さん、いたるところで機転とやさしみの伊集院さん、慎吾ちゃんと太田さんの唐突なハイタッチ。挙げるとキリがない。とにかくスタジオのトーク部分はハイライトしかなかった。チームプレイすごい、テレビすごいとホクホクしてコートを脱ぐ。
会社勤めの友人が25時前に「やっと仕事が終わった」これから帰るとつぶやいていたので驚いた。年度末。