『薔薇とサムライ』

泣いた。天海祐希が登場した瞬間、涙がピューって出た。あの人から発せられる「さあ、全力でもてなしますよ〜!」オーラ・・・いやオーラよりもっと強いな・・・もてなすビーム、に一撃されてキャパ以上に期待があふれてしまい、その途端、涙がピューと。
つべこべ言えません。「観たほうがいい」の7文字しか言うことないです。観られるチャンスがある方は絶対に観たほうがいいと、強く!思います。2009年度の私の日々、おもしろくないこともあったけど(結構、あったけど)、今日のアレで全部チャラ。天海祐希がいる国に生まれて良かった。真の「華」を目撃した。
あの華は、当たり前だけど顔の美しさだけじゃないよね。だって私、乱視がひどいうえに今日弱めのコンタクトつけていったから、目をよーく凝らさないと役者たちの顔がわからないぐらいの視界だったけど、天海祐希は顔がわからなくてもその佇まいだけで「ふぅわっ・・・(涙どばーっ)」って何度もヤラレたもんね。上演3時間半の最後の最後まで。*1
佇まいだけでといえば、6年前も私、コンタクトもメガネもつけてない状態で歩いてたとき、ものすごい華やかなオーラを感じて近づいていったら天海祐希だったことがあったなあ*2
・・・ええ、もちろん素晴らしかったのは天海祐希だけじゃないです。キャスト1人1人や音楽から衣装から挙げていくとキリがないのでとにかく、ご覧になるといいです。

当日券のシステムがえらい

で、今回は当日券で入りました。それなのになんと1階席の中央の指定席で観られたというラッキーぶり。2009年度あんまりツイてなかったのはコレのためだったのかなぁ。なら、許す!(誰を)
あの当日券システム、新感線の方法なのかACTシアターの方法なのか知らないけど、非常に理想的だねえ。購入順は抽選で決まるのがまず素敵。そして私は購入順が後半だったので、はじめは立ち見席となってしまったんだけど、開演と同時に会場スタッフの方が「前方の指定席がキャンセルとなりました。立ち見チケット(8,500円)に4,000円プラス(=計1,2500円)でその席に変更できますが?」と声をかけてきて、慌てて4,000円払って案内されたら超良席だったという。あきらめないで良かった。
ところでその案内された席は招待エリアだったのか、周りのお客さんたちが休憩中に「(有名人が)いすぎなんだけど!なに今日そういう日?」と小声で騒いでいた。私には高橋"フェイタス"克典と三宅さん(石鹸)ぐらいしかわからなかったなあ。でもそのメンツであのお客のざわめきはないよなあ(失礼な)。ひとり、三宅さんの隣の席のメガネの小顔の垢抜けた男の子が、私は誰だかわからなかったんだけど、一瞬見えた目がすごく大きくてハッとするほどかわいかった。通り過ぎるお客さんも「え・・・ぅわ〜・・・!」みたいな顔して喜んでたし。誰だったのかなあ。わかったうえで凝視したかったぜ。

*1:しかも涙ぐんだ瞬間に役者の顔がはっきり見えるという裏ワザまで発見した(涙がちょうどよくレンズになってた模様)

*2:そのときの驚きが残っている。ブログって便利ねえ→http://d.hatena.ne.jp/hiloco/20040614/1087210693