カリマンガ島の3冊

お友達から借りた漫画3冊。

テンパリスト☆ベイビーズ

テンパリスト☆ベイビーズ (愛蔵版コミックス)

テンパリスト☆ベイビーズ (愛蔵版コミックス)

本当だ、フィクションでどれだけはじけても現実の奇跡的な面白さには勝てないですねー。巻末のタイトル秘話に「『ママはテンパリスト』の売れ行きにあやかってタイトル変更した」って書いてありますけど、その効果を受け止められるのかなあ。『ママは〜』とは面白さのベクトルが違うように感じる。
どうでもいいけど東村さん、生活エリアが自分と近いらしい。どんなに売れても中央線人かと思うと親近感が。

言い寄る

言い寄る 1 (1) (フラワーコミックスアルファスペシャル)

言い寄る 1 (1) (フラワーコミックスアルファスペシャル)

言い寄る 2 (フラワーコミックスアルファスペシャル)

言い寄る 2 (フラワーコミックスアルファスペシャル)

面白かったけど、なぜか怖かった。主人公・乃里子は、カラダはオープン系なのに一番好きな人には「好き」と伝えることすらままならない女性。その傍らで天真爛漫にふるまう親友の美々の、周りの巻き込みっぷりがブラックホールで、なにげに乃里子の人生計画が台無しされている。怖い。天然ちゃん怖い。なんで乃里子があそこまで美々を受け入れているのか理解できない私は心が狭いのかしら。でも乃里子は、いろいろぐるぐる粘っこく悩んでたくさん我慢してるわりに、実際の行動だけ見ると"来るもの拒まず去るもの追わず"の軽い女に見えてしまうのかな。男から見ても、親友から見ても。
しかし原作が30年前とからしいのに、ものすごく最近っぽい作品に感じた。なんでかみんなに守られる天然ちゃんつうのは昔からいたのかねえ。田辺聖子すごいわー。あんな水辺系の顔なのに・・・(関係ない)。