深夜の馬鹿力「C-1にラーメンズは出るのか」書き起こし

先日ちょろっと「伊集院さんがラーメンズのことしゃべってる〜!」と興奮気味に書きましたら、数件のブックマークをいただきまして、また記事にも引用していただいた模様です。id:toroneiさんは冷静に「万が一実際に出たとしてもやりにくいだろうなあとは思う」と書いてらっしゃるのでいいのですが、今後ネット上のC-1熱が高まりだしたときに、この"伊集院光の発言"を見かけた人が「出なきゃかっこわるい」だけ拾ってねじまげて、ラーメンズ批判に使うことがあってはいやだし、またその批判を見てラーメンズファンに伊集院光を憎く思われるようなことがあっては双方のファンとしてとてもかなしいので、誤解を招かないよう、その日の『深夜の馬鹿力』のトークを抜き出して、書き起こしておきます。
※以下の書き起こしは"近ごろ仕事をせずに家でテレビばっかり見ている伊集院光が、お笑い番組を見て思ったことなどを純粋な視聴者目線で好き放題語っている"ということを頭に入れて呼んでください。なんでこんなに強いこと言えるのかって、無責任で無関係だから言えるってだけです。

<〜テレビのお笑い番組に思うことあれこれ、15分ほどトーク〜>
あとついでにお笑いのことでいうと、C-1グランプリって今度やるでしょ。コント1グランプリ。M-1が漫才ワンで、R-1が落語ワンで、で今度はコントワングランプリってやる、みたいじゃないですか。結構、だから(若手芸人たちと)草野球やってても、その話題でいっぱいなわけ、「出る?出ない?」みたいな。「俺も出てえ」とか「どういうレギュレーションになってんだろう」みたいなのでいっぱいなのね。
・・・ラーメンズってどうすると思う?・・・ラーメンズって、ラーメンズの今までとってきたスタンスを、なんとなくこう・・・。ラーメンズ自身がどう思ってるかは知らないよ?(でも)俺が見ている感じだと、もう出るしかないでしょ?・・・だって出ないで「ラーメンズ出てたら勝ってたよね」みたいなこと言われてもかっこわるいだけだし、で、出ても、ものすごいシュールに逃げるっていうやりかたもあると思うのね。もう、ちょっとやそっとじゃ笑えない、「自分たちもあんなのは笑えないと思ってやりました」(っていう手法)に出るのも、・・・俺が先にこう思っちゃった以上は相当かっこわるいよね。もうそれを、なんか、うわー、だって「あえて別に狙わないでやってますから」みたいなのもすごいかっこわるいよね。そうするとラーメンズは、出て優勝で神になるしかないよね、もうね。・・・なんかコント1グランプリが発表されたときから、なんか「うわ、ラーメンズどうするんだろう?」っていう・・・。
「みんな戦うんだ」と思って。・・・まあわかんないけど、その、公式に聞いたわけじゃないし、そりゃ本人たちのボソッとした思い*1だろうけど、たとえばキングオブコメディが出て「いいわけできないようなものをやんなきゃ!」って思ったり、もっと言やあ、このあとの3時からの(番組をやってる)バナナマンなんて、もう確固たる地位はあるわけじゃん、"コントが面白い人"として。でもたぶん「出る、出たい」って思ってるし、・・・そんな中でのラーメンズのスタンスは、すごい、ねえ・・・「どう来んだろう?」っていう。なんかこう無様なことはしないでずーっと来るみたいな、泥にまみれることはしないで今まで来てるじゃないですか。で、それの素敵さとか美しさで、すごい、その、コントファンがいっぱいきてるじゃないですか。そんな中C-1グランプリでどうするんだろう・・・。
あともっと疑問なのは、C-1グランプリで、サンドイッチマンは、もともとコント(をやるコンビ)だけど、アタマにちょっとつけてM-1グランプリ出たわけじゃない。漫才の形式にして。で、あれが漫才なのかコントなのかは難しいけど、今までは、C-1っていうジャンルがなかったじゃん?・・・おんなじネタでまた(優勝)獲れんのか?っていう。おんなじネタで、アタマのやつだけとってコントに戻すとそれは獲れんのかっていう・・・こととかが・・・ちょっとそれはすごい、思う。
あとぶっちゃあさんは出るのか、っていう(笑)。ぶっちゃあさん、でもね、ぜんぜんやぶさかでないの(笑)
<〜以降しばらくぶっちゃあ伝説トーク&曲のため中略〜>
<曲明け>や、でも、なんかその〜、もし、ラーメンズがC-1で優勝したら伝説になるだろうね。なんかね。今までそういうことってあんまりないんだよね、あの〜・・・「わかる人にはわかる」みたいなところにきちんといた人が、それを越えてドカーンといくみたいのってすごいところだと思うんで。なんか、ラーメンズが、関係者(が今このラジオを)聞いてたら、ぜひ、出てほしいね。出て、獲ってほしいね。そしたら俺、正座して見るような気がするね。

伊集院光 深夜の馬鹿力』2008年7月7日 冒頭トーク

*1:本人たちのプライベートでのつぶやき、という意味?