トーストの旅

旅行中お世話になったおうちで、朝食に非常においしいトーストが出た。
聞けば高松の高級ホテルが出してる食パンを用意してくださったそうで、そのおいしさが忘れられなかったらしいお友だちは、東京に戻ってからの電車の中で「食パンブーム来た」と宣言。*1
私もそのブームに調子よくのっかり、さっそく今朝からトーストを取り入れることにした。
手始めに、家から一番近いパン屋サン○ェルマンのイングリッシュなんとかブレッドというのを試す。こんがり焼いて、あのとき食べたのとおなじようにマーマレードをたっぷり塗って、いざ、かぶりつく。


はずした。まるで期待はずれのトーストだ。こんがり焼いたら中までカリカリになってしまい、でかいラスクを食べているようだった。焼き加減が悪かったのだろうか。それか、イギリス飯は日本人の舌に合わないとも聞くので、このイングリッシュなんとかがそういうパンなのかもしれない。
パン屋で売ってる食パンはもれなくうまいもんだと思いこんでいたが、そうじゃない、ということを知った。
しかし初めから成功していたら、この「もっとうまいトーストが食べたい」という探究心は生まれなかっただろう。イングリッシュから始めて、むしろ良かった。
目指すはあの朝の「外はサクサク、中はモチモチ」なバターふんわりトーストだ。究極の外サク中モチを求めて今、私の中でまたひとつ旅が始まる。

*1:しかしその直後、我々は栗林公園で食べた朝粥を思い「お粥ブーム来た」とも言い合った