ゲキジョウ軽食の愉しみ

昨日の小松×イッセー公演はシアター1010で。北千住マルイの11階にある劇場なのね。
東京メトロ千代田線北千住駅の改札口からマルイに入ると地下の食品街に出たので、観劇前のおやつがてらに何か・・・と眺め歩いた。まい泉のヒレカツサンドやら米八のおこわやらを覗き込んでにやにやしていたらそのうち空腹で意識が遠のき(そういえば朝食にビスケットを食べたきりだった)、ふらふらとたどり着いた浅草今半の前で我に返る。ふわあ、すき焼き弁当・・・・・・!でも劇場ロビーですき焼き弁当かっこむわけにもいかんしねえ。など、など、短時間でいろいろ悩んで折れて、結局は越後屋甚兵衛でおむすびの包みを購入。たらことおかかと鮭の3つにたくわん2枚を竹の皮で包んだのが500円弱。「おやつがてら」と言いつつしっかり食べる気だ。
シアター1010のロビーはキレイで椅子も多い。本日の清子さんのメッセージ*1を読み、イッセーさんの赤坂公演のチラシを眺めながらおむすびをぱくつく。デパ地下のおむすび、具が贅沢でお米も甘くてうまーい。至福。たくわんをぽりりと噛んで、竹の皮についた米粒も残さずつまんで食べて、ようし観るぞ、とワクワク。
上品なことじゃないけれど、劇場で、劇が始まるのを待ちながらモノを食べるのは楽しいですね。チラシ眺めたり、客層眺めたりしながらパンやおにぎりをほおばって、お茶で流し込んで劇への己のボルテージを上げていく、というあの感じ。チャージ完了、よし行くぜ!というあのテンション。
この前も『朧の森に棲む鬼』を観たとき、休憩時間に銀座三越で買った1000円のお弁当を食べたのがすごくおいしくて楽しかったなあ。むしろそれが第一目的であったかのように堪能したもの。
それから昨年末、渋谷のシネマCQNで『酒井家のしあわせ』の上映前にロビーで食べたコンビニのおむすびもおいしかった。あの日はなんとなく「今夜映画観て明日会社行ったら今年はそれでおしまいか。お疲れさまだな」としみじみした気持ちでおむすびの米を噛みしめたんだ。CQNのロビーもキレイで好きです。あそこは指定席制だから、上映ギリギリまでロビーでおやつ食べたりチラシ眺めたりできて良いですな。

*1:イッセー公演のアンケート用紙には、制作の森田清子さんによる直筆メッセージが書かれている。メッセージは、毎日公演前に書いているそうな