家が好き

大堀こういちさん扮するフォークシンガー・小象の歌に『家が好き』という名曲があります。「♪い〜えが〜すぅきぃぃ〜♪」というフレーズを何度も繰り返す、直球でとても素敵な歌です。内容は登校拒否児のつぶやきなんですけどね*1
登校拒否児じゃないけど、私だって家が好き。今日みたいな薄目をあけてるような空の日は、がんばって外に出なくても罪悪感が生まれないからいい。たっぷり寝坊して、つくりおきのスープで腹を満たして、お菓子の本を眺めて、ミスドの新しいCMでタマキさんにうっとりして、風呂場をパイプユニッシュやらカビキラーやらで塩素的に掃除して、ついでにシャワー浴びて、何度も読んだ漫画をまた読み返して、今は紅茶のお酒の牛乳割りを飲みながらネット巡回してます。あーしあわせ。
貧乏臭いハナシばかりで恥ずかしいですけど、いま住んでる部屋の家賃がゴニョ万円*2で、それを4で割ると、週にムニャ万円をこの時空間に払ってるわけだから、なんだかもっと家で充実した時間を過ごさないと損な気がするのよね。そもそも東向きベランダのついたこの部屋の、一番価値のある「午前10時から午後2時」に家にいられないという矛盾。ゴニョ万円の4割は東向き代だろうに。かいしゃいんむなしい。でもかいしゃいんやってるから毎月ゴニョ万円が払えるわけだしなあ。むずかしいね。せめて、私がいないあいだでも誰かにこの部屋の一番いいときを過ごしてもらえればなぁと思うんだけど*3
ところで、先日お友だちのおうちにお邪魔したとき、部屋のすみずみまでピカピカに磨かれているのを見て「やべえな」と思いましたよ。「家は住んでりゃ次第に汚れていくもの」とか思ってちゃダメね。散らかりを見慣れちゃダメね。しかも、その「やべえな」の心を抱きながら帰りに入った本屋でテキトウにめくった本に「掃除はもっとも早く目的を達成させるための手段です」とか書かれてて、はぁぁ、自分の要領の悪さはここにあるのか、と反省したり。反省しただけでいまだに部屋は雑然としてますけど。まあこの連休でちょこちょこと磨きながら立て直したいと思います。女らしさ、ヴァンサンカン。
あと、お菓子づくりしたいなあ。そういう時期ですしねえ。家の中でもやりたいことが尽きないよ。

*1:作詞が細川徹さん。歌詞をよく聞くと『シティボーイズミックス PRESENTS だめな人の前をメザシを持って移動中 [DVD]』の登校拒否児コントと重なるので、もしかしたら歌かコント、どちらかを先に書いてその刺激でもう一方ができあがったのでないかとにらんでいます。にらんだところで誰にも共感を得られませんが

*2:たいした額じゃないですけど、自分の稼ぎにしてはがんばってます

*3:空き巣を誘っているわけではありません