『DEATH NOTE』

昨晩一気に読み終わりました。
7巻以降の登場人物には感情移入できんなぁ。身内が虫のようにドカドカ死んでいくし、ニアとメロはあまりライトと会話しないから、判断力戦のオモシロさが対・初代Lの頃より薄れている気がした。対・初代Lの頃は、ライトもLもよく動いてたからどっちも応援してたんだけど。
対・ニアメロ以降はライトもひたすら「読んだとおりだ!」といっては調子に乗ってるし、ニアの推理もかなり都合良く的中していくから、対・初代Lの頃のような読み違いのワクワクがあんまりないんだよねー。まぁニアには初代Lが築いたキラ情報があるし、ライトは“L”に対する経験値が高くなっているから、そうなるのが自然なのかもしれん。しかし会話よりも各々が脳内で描いている作戦と推理だけでどんどんページが進んでいくから、読んでる身としては少々置いてけぼりをくらったような。
それにしても記憶が蘇ってからのライトが、ひたすら無様な悪になっていくのがたまらなかった。ノートの記憶がない頃のライトはあんなにかわいかったのに、アメリカに渡ってから以降のライトは、かつての火口と同じような顔をするようになってきちゃってさー。読者はあれで一気にライトから心離れたよねー(知らん)。いずれにしても描き分けが素晴らしいということです。
ところで、最終ページの「キラ様・・・」というあれは、なんだったんだろう。それでもキラを崇拝する者はこれだけいる、ってことだよね?だけどそこからアナザーストーリーが・・・、ってほど強烈な終りでもなかったし。うーん。
DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (11) DEATH NOTE (10) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (9) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (8) (ジャンプ・コミックス) DEATH NOTE (7) (ジャンプ・コミックス)
・・・と、なんだかんだで大変どっぷりハマりました。ありがとうございました!