今週読んだ本

読んだ順に。

さくらん (イブニングKCDX (1829))

さくらん (イブニングKCDX (1829))

↑なるほど!土屋アンナ!なるほど・・・。
思わぬ丁寧さにすっかりはまりこみました。
瞳子 (小学館文庫)

瞳子 (小学館文庫)

↑ちょうど1年前の今頃、読んだんでした。初めて読んだときの衝撃*1とはまた違うものが。あのときはなぜだか瞳子が高校卒業後にフリーターやってると思い込んでいたみたいだけど、読み直してみたら、瞳子は「大学卒業から仕事もせず家でごろごろごろごろごろごろごろごろ」*2しているんだった。そっちのほうが、瞳子の厭世的な態度がリアルに感じる。
お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)

お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)

↑『瞳子 (小学館文庫)』でぽろっと出てくるオースターの話がよく出てくる。リンク!『一人の男が飛行機から飛び降りる』がとても気になります。*3
お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き (角川文庫)

お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き (角川文庫)

↑これは話したいことが多いナー。冒頭の「“咳をしても一人”は誰だったか」の件とか。読んでた私はすぐさま「尾崎放哉・・・」と思いつけたんだけど、というのも、つい2ヶ月前に『牛への道 (新潮文庫)』を読んでいたからで、その『牛への道 (新潮文庫)』の中で・・・・・・(省略)
それから、「友人に薦めてもらった本はつまらないほど面白い。」の章でも紹介されている『いまひとたびの』を新書で買ってました私*4。だけど12歳の私には読み込めなくて、中学の国語の瀬木先生に「代わりに読んでください」って貸したんだった。そうか。だからこの章の連載当時は私は中1か。ふむふむ。
で、思い出話はともかく。会社の昼休みにこの『お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き (角川文庫)』読んでたら、解説の目黒孝二氏の文にうっかり泣かされてしまって。慌てて閉じて、家で読み直してみたんだけど、特に泣くほどのことでもなかったんだよなぁ・・・。
でも「本でつながる」ということに関して思うことが、この1週間でうわーっと高い波になって、私が乗り出すのを待っているみたい。話したいことがたくさんあるんです。いずれ。
結論、思い出だけを抱いて死ぬのだ

結論、思い出だけを抱いて死ぬのだ

↑繊細すぎて泣けてくる。あさっては平常心でマンドラゴラの沼にはまってこられるだろうか。

*1:id:hiloco:20050502:tohko

*2:瞳子の母のセリフ

*3:つって、リンクたどってみたらsahyaさんがいたよ!あはは。そうそう『犬は本よりも電信柱が好き (吉野朔実劇場)』の電車の中での『人間失格』は遅ればせながら私も「あーっ」と叫んだんでした

*4:買った理由はまさに、「'94年の本の雑誌大賞だから」