『宇宙時代』

そんな中目黒で観た、バカリズム升野英知単独ライブ『宇宙時代』。
あの数十席の会場の中に、いつも日記を通して楽しませていただいてる方が何人かいらっしゃったようなので名札をしていけば良かったと思った。嘘。
セットリストは月屋くんが載せてくれたの(→id:tsukiyayurihiko:20060122:p4)を参考にさせていただきます。

  • 私の好みは「オープニング:宇宙時代のテーマ」と「トツギーニョ」でした。
  • 「宇宙時代のテーマ」は、“宇宙に旅立つ前にガスの元栓を閉めろ。飼っている猫を預けろ。犬を飼っている場合は犬を預ければいい。何も飼っていない場合はそのぶんゆっくりガスの元栓を閉めればいい”・・・・・・というような歌詞が宇宙戦艦ヤマト調の曲と歌声(歌:升野さん)で。歌詞の内容書いちゃうと面白さ100分の1で大変申し訳ないんだけれども、この「・・・・・・わかったから!」「まだ続くのかよ!」とツッコミ不在のモヤモヤ感がMの私には心地良かったです。どさくさで何言ってんだ。でもバカリズムってもとからツッコミ不在だからなのか、特別「ああ、ひとりなんだなぁ・・・」などの違和感はなかった
  • 「トツギーニョ」は、えーと、説明するのが難しいので『笑ビ! バカリズム~フルーツ~ [DVD]』収録「カエリーノ」をご参考に。あのネタのやり方で、升野さんが、客の反応を見ながら、客を威嚇しながら(?)、「トツギーニョ」に結ぶという。升野さんの描く人格のない絵、好きだなー
  • 「ヌケなくて・・・」は、面白くて好きだったけど、その前に痛そうだで。あれをご覧になった男性の方々は・・・・・・どうなんでしょうアレ、素直に笑えたんでしょうか。重みとか機械内部の複雑さとかが・・・・・・なんか想像しただけで・・・・・・(自粛)
  • 「わかったわかった、もういいから」のくだらないしつこさが生み出す空気が、紙一重。「わかったから(笑)」と面白がれるか、「わかったから・・・」とダレるか。ひとり舞台は客の気力体力も試されるし、お互い逃げ場がないから、そこが難しいね
  • 勝手に深読みというか無理くり関連付けますけども、升野さんのあの、ほんのり狂気じみたネタの壊し方が『2001年宇宙の旅 [DVD]』の暴走コンピューター・HALを思わせるなぁ、そういう意味で宇宙時代だったのかしら、なんて。
  • 今回のウッディシアターでの空間があまりに贅沢だったので、今後、少しずつでも大きなハコに移っていくのかと思うと、歓迎すべきことだけどちょっと寂しい。シアターDよりも小さいけど、キレイだし商店街の途中にひっそりあるところが好き。升野さんに似合ってる。中目黒、また行きたいからまたやってほしい
  • りくさんの感想(http://darakuzannmai.blog43.fc2.com/blog-entry-1074.html)で、ラーメンズのビームを出すほうの人がいらしてたことを知る。あの小さな会場じゃビームの人、まっすぐ立てずに腰曲げてたろうなぁ。マフラー拾うなんて、ひゅー!ジェントルぅー! りくさんの書いてらした「(賢太郎さんは)多分会場で一番ウケてたお客さんだと思うなー」というのを読んで、ちょっと嬉しかったり。素直でかわいいなぁ、賢ちゃん。