東京膜 (クイーンズコミックス)

地元の駅前本屋の漫画コーナーに「一度読んでみてください!」という手作りのPOPが立っていたので2話ぶんほど立ち読んでみた。
タイトルがタイトルなので「もしやエロス入りの漫画なのでは」と中2ランクの不安や期待を交えつつ読んだけれども全然。ほんわか漫画だった。各位に申し訳ないと思う。

東京膜 (クイーンズコミックス)

東京膜 (クイーンズコミックス)

1話完結。毎回、冒頭に部屋の間取りがでてきて、そのあとその部屋にまつわるストーリーが展開される。
住宅事情で積もるストレスを受け入れているつもりが あるときタガをはずしてしまったり、自分のだらしなさを部屋のつくりのせいにしたりと、自分のために部屋選びを経験した身として親近感が湧く。なにより載っている間取り自体に興味がある(笑)。たしか、各冒頭の間取りには家賃とかいろいろ詳しい情報(おそらく架空ではあろうけど)も載っていたような。


佐藤和歌子さんの『間取りの手帖』に、間取りから生まれる物語がいくつか載っていたけど、あれにもうちょっと色気と明日をくわえて漫画にしたような印象。『間取りの手帖』のほうのは、“間取りから生まれたぼんやりした悲劇”という皮肉っぽさが面白いのだけれども、こちらの漫画のほうは(私が読んだ2話に限っては)ちゃんと最後に報われているので清々しかった(笑)。
気になるのでまた立ち読みにいくかも(買え)。

ペコさんは

漫画版『蛇にピアス (クイーンズコミックス)』の人だったのですね。がんばってください。

蛇にピアス (クイーンズコミックス)

蛇にピアス (クイーンズコミックス)