『課外授業〜ようこそ先輩』講師:松尾スズキ

おはようござー。
昨晩は映画『スクールデイズ』に気力を奪われてしまい(あと前日徹夜してたのもあって(急に夜中に料理作りたくなって明け方まで作ってたんだよ))松尾さんの『課外授業〜ようこそ先輩』を録画し早々に寝てしまいました。
んで朝6時に起きていそいそと再生してみたら、10分押し。あー・・・NHKはニュースとかで延長したりするから・・・。今朝みなさんの日記見て知ったんですが、姉歯的なアレで延びてたんですね。しょうがない。再放送もあるしね。


でも録れてる20分だけ見た。
松尾さん、小学校の教室似合わないなー(笑)。
教卓に立ってるとき、児童を名指ししてたけど、座席表があるのかな? 呼び捨てで呼んでたから、子どもたち、ちょっとびびってたんじゃないかしら。松尾さんみたいな風貌の人に初対面で呼び捨てされたら子どもはちょっと、ねぇ(なんなんだ)。


最初の課題「身近なオトナの大人なところと子どもなところを挙げてみよう」というのが興味深い。たいていの子は自分の親について考えて書いてたみたいだけど、親の“子どもなところ”を見て人を受け入れることを知り、親の“大人なところ”を見て尊敬と感謝の気持ちを覚える。いい勉強だなぁ。
それで松尾さんは例として奥さんについて“子どもなところ”“大人なところ”を挙げてたんだけど、それを見てにんまりしてしまった。

【子どもなところ】

  • 猫といつまでもしゃべっている
  • 片付けられない
  • 楽しいことがある前の日は眠れない

・・・というのが10個ぐらい。なんかもう、奥さんのこと、好きで好きでしょうがないんだなぁ。「猫と〜」ってのはのろけだよねコレ。猫といつまでもしゃべってる奥さんがかわいいと思ってるんだろうよー。
で、奥さんの“大人なところ”も10個ぐらいあって、「英語がしゃべれる」「社交的」などなどでした。奥さんは、自分(松尾さん自身)ができないことについて優れている、というようなことを言ってたような気がする。そういうふうに自分を見てくれているパートナーがいるのは幸せなことだね。
この課題が画期的だと思ったのは、よくプロフィールなどに使われる“長所/短所”て表現とはニュアンスが違うってところ。 “子どもなところ”イコール“短所”ではないのが、人を好きなヒトの発想だなと思えて、ほっこりしました。それに“大人なところ”という言い方もいい。“良いところ”だと挙げにくいことも、“大人なところ”だと言いやすい。 良いか悪いかって社会における基準で見た絶対的・客観的評価だけど、大人か子どもかは「自分から見て」の相対的・主観的な評価に感じるからかなぁ。誰かのことを話すと同時に、その基準である自分のことも話しているというか。


日本人は、人前で身内を評価する習慣がない(マナーとして、ない)けど、「ウチの奥さんはこういうところが大人でね、」という言い方だったら、さりげなく人前で褒めることができていいな。「でもこういうところが子どもでさぁ」なんていう愚痴だと聞いてるほうもしんどくないしね。「かわいいじゃない」ってフォローできる。
うん、松尾先生、本当にいい授業してたんだな。


ああ、早く残りの10分が見たいー。