ホリプロお笑いライブvol.144

ダブルブッキングは「ファミレスで10年ぶりの再会」という設定のネタ。東京のファミレスのドリンクバーで10年ぶりに会ったという黒田と川元は田舎の同級生。運命の再会を喜んではしゃぐ黒田を疎ましそうにする川元。 ドリンクバー前で空のコップを持って立ち話をしているところが 何も起こらなさそうで好きだな〜。 持っていたコップがサイゼリヤのコップみたいだった。本物?
ネタのあとで知ったのだけど、実はこの日の川元さんは39度の熱があったんだそうで。ホワホワと舞台袖のあたりを漂いながら友人・黒田の話を聞いてるんだか聞いてないんだか・・・という表情、あれ、演技だったのか風邪の症状だったのか。お大事に。


ホリさんはキムタクの姿で出てきて、彼の口癖「ありえるよね?」「ありえなくね?」をはさんで、「タレント○○が言いそうな言葉」「○○が絶対言わなそうな言葉」をいくつか。 武田鉄也のマネで「みんな死ねばいいのにぃ〜ん」とか。絶対言わない。


バナナマンは「嫌いな人をそれとなく攻撃する方法*1」というネタ。 アイボリー(設楽)と黒(日村)のスーツ姿、袖からダッシュで登場のバナナマン。「アイアイアイアイ、アイ、アアイ!」というハイテンションなかけ声と手拍子で“嫌いな人対策”のショートコントをつないでいくんだけど、このつなぎの部分で日村さんが髪を振り乱して全身で手拍子してるのが面白かった。 しかもそのハイテンションなブリッジから一転、「嫌いな人へのいやがらせ」という ネガティブな題材のコントへの落差が毛穴をキュッと引き締めてきて興奮。 数本のショートコントのあと、エンディングのように「♪アイアイアイアイ、アイ、アアイ! あいつの爪きり、窓から落とそ!」「爪きり、意外と1個しかナイよ!」というハイテンションな歌(?)と手拍子。 笑いの伝導に多少の時間差も生まれるような広さの会場なのに、観客のボルテージも急激に上がって一体になり手拍子、最後、バナナマンがなぜか逃げるように袖にハケていった瞬間、拍手がグオーッと鳴っていた。武者震いがしたよ。
あのね、バナナマンが出演するライブを観るたびに「拍手喝采だった」と同じような感想書いてますけど、私のひいき目ではなくて、本当に、ライブのバナナマンはこうなんですよ。 そこがコンサートホールならスタンディングオベーションにもなりかねないというような会場のボルテージ。 まぁあんまり仰々しく書くとバナナマンにも失礼なのでこのへんにしときますが、機会があればぜひライブで体感してみてください。 


エンディングトークでは、ゲストのコロンブスとホリさん、モノマネ師が揃って即興で『ドラゴンボール』の1シーンをやるなどして盛り上がった。
ところでこの日の設楽さんはちょっとイジワルで、ホリさんに「鬼のモノマネやって、桃太郎に出てくる鬼」「じゃあ今度はキジ」と無茶なモノマネリクエストをしたり、ステージ後方から無責任なヤジを飛ばして笑いをとっているスピワ潤さんに近づいていって小声*2で「お笑いブームだから(客は)笑ってるんだぞ」と釘を刺したりするのがヒドくて良かった。
そんな潤さんは潤さんで、39度の熱を出してる川元さんに一発芸をやらせたりして、それで川元さんもヤケ気味にテンションあげてやってみせたりして、まったく新年一発目から贅沢な盛り上がりだったよ。


ホリプロお笑いライブ、次回は2/20(日)、会場は同じく明治安田生命ホールとのこと。

*1:私は今回初めて見たのだけど、正月の『登龍門F』でもやってたそうですね。寝ないで見れば良かった!

*2:のちに潤さんが「今、設楽さんから『〜』と小声で言われた」との報告(チクり)あり