猫にかまけて

町田康『猫にかまけて』 講談社より11/15(月)発売予定

ちょっとまだAmazonにも講談社にも情報が載っていないのだけれど(来週発売なのに?そんなもんなのか?)、町田康公式サイト(http://www.machidakou.com/information.html)が言うので、素直に喜んでおこうっと。
この猫エッセー集、おそらく講談社の『フラウ』に連載されていた『町田康の猫暦』をまとめたものでしょう。 その連載開始時を読んだ限りでも、始まった頃の照れくささと手探り感はあったものの、猫に対する愛情と尊敬がすでにあの町田節には溢れていて、これは猫好きの、特に女性が読んだら8割がたはメロメロメロンになると思った。「あの暴力的かつ廃頽的な世界を描く町田康*1が、猫の前では骨抜き!」みたいなね。女はそういうのが好きだよね。 私も『フラウ』立ち読みしながらとろけそうになったもん。そして『フラウ』を落としそうになった。だって無駄にぶ厚くて重いじゃない、あの雑誌。立ち読みしてたら手が震えてくるっつの。
いや、そのぶ厚さはけして無駄ではないですよ必要な情報ばかりですよ。必要な情報と広告ばかりですよ講談社さん。 でも私は、毎月少しずつ、なんてのは我慢できなくて、この町田さんの猫への愛情、一気に浴びたいのよ!浸かりたいのよ!と単行本化されるのを心待ちにしておったのです。本はちゃんと買います講談社さん。またサイン会とかしてくれればいいのに講談社さん。そしたらまた着物を着ていこう。

*1:私の持つ勝手な印象