超仮説Xリーグ

早く寝ようと思ってたのだけど、ダブルブッキング川元さんの不満そうな童顔と黒田さんのうわっつらなキラキラ笑顔が素敵だったので最後まで見てしまった。
ダブルブッキングの仮説形式は『虎の門一週間TVガイド』でおなじみのフリップめくり。仮説の遷移はうろおぼ。

ダブルブッキング:仮説「牛が小学校に入学すると部長がクビになる」
牛が小学校に入学すると、迷惑(ランドセルの赤に反応する可能性も)
→牛の目が気になって、子どもたちが牛乳を飲めない
→子どもが成長しない
→いいバレーボール選手が育たない
川合俊一復活
→でも役に立たない(引退後だいぶ経つから)
→バレーボール人気急降下
→活躍の場を失い、バボちゃん路頭に迷う
→ボウリング場のキャラクターになるバボちゃん(目口をボールの指穴に見立てる)
→失敗
→『いいとも』でタモリの座を狙うバボちゃん(グラサン付)
→失敗
→アルタを出て夜の街・歌舞伎町へ繰り出すバボちゃん
→次々と止まるタクシー(手を挙げているから)
→新宿大渋滞
→車通勤できなくなった人たちが、電車を使うようになる
→満員電車で痴漢をしてしまうサラリーマン(役職:部長)
→会社をクビになる

ダブルブッキングの対戦相手は3婦人課という女性芸人グループ。中世ヨーロッパ貴族衣装&キャラで、勢い芸風。番組ではわりと順調な結果を残しているらしかった。 それにしてもあの人たちはあの衣装を自分たちで持参しているのだろうか。まぁ若手なら普通そうだろうなぁ。彼女たちの移動を想像すると、ちょっとした夜逃げサイズの荷物になってそうで面白い。
この『超仮説Xリーグ』の構成のひどさは諸所で指摘されているし、それは私も同感だけど、しかしこの悪条件を守りつつ臨機応変に個性を出せている芸人はちゃんといる。彼らは構成のひどさなんて気にならないぐらいしっかりと面白く、これはタレント系芸人よりも職人系芸人に向いてる番組だなと思った。 欠かさずオンエアチェックしてるわけではないが、自分が見ている限りではダブルブッキングとダイノジは抜きん出てるのではないだろうか。ファンの欲目あれど、この2組は既存の持ちネタに頼らずこの番組用のスタイル*1を築いているのが見ていて頼もしい。

*1:ダブルブッキングは「日本仮説学会」の川元教授、ダイノジはアメリカのバラエティーショー思わせるようなスタイルで統一してるらしい