エレキコミック第11回発表会『ノースリーブ』

仕事の合間にテキストエディタを小さ〜く開いて書いていたので、かなり前後の文脈がおかしなことになっています。とりあえず終業時間なので上げますが、帰宅したらちゃんと日本語に直しますんで見逃してください。

  1. スーパーヤリオブラザーズ
  2. 【映像】オープニング
  3. やっつんとだっつんの夏休み
  4. 【映像】パロディCM『ノースリーブ
  5. バイトのやつ婆ちゃん
  6. 【映像】ドキュメンタリー「エレキコミック−2人は仲良し」
  7. やっつんハローワーク
  8. 【映像】『NEWS11』異論反論オブジェクション
  9. 幽霊SE
  10. 【映像】情熱大陸風「だっつんドッキリ・DJ初挑戦」
  11. テキヤ
  12. 【映像】バカRECO
  13. 産婦人科
  14. 【映像】エンディング(曲:ナツウタ)
  15. エンドトーク
  16. 【映像】次回公演予告

※タイトルはほぼ仮称

スーパーヤリオブラザーズ
さぁエレキコミックのライブ『ノースリーブ』が始まりまー・・・す? ステージ上にはピーチ姫ならぬダーツ姫が1人きり。「大変です、今から始まるエレキコミック第11回発表会の台本が、クッパに盗まれました!ヤリオが取り返しに向かってるはずなんだけど・・・」 ステージ奥のスクリーンに映し出されるは、本多劇場前に座り込むヤリオ。あれ?なんかラリってる?いつもこんな感じ? ヤリオ暴走、道行く人々に馴れ馴れしく寄っていったり、外国人に握手を求めたり。「ヤリオ、早く来てちょうだい!」ステージからダーツ姫が叫ぶも、ヤリオは聞こえているのかいないのか、そのまま劇場裏のヴィレッジヴァンガードへ突入。商品を万引きしまくるヤリオ。店内のお笑いコーナーではモニターに映るラーメンズ公演ビデオを即刻ぶち消し、棚に並ぶ各芸人のDVDやお笑い雑誌の上からエレキコミックDVD『只』を乗せ並べていく始末。でもクイックジャパンダウンタウン特集には・・・乗せられなかったー!そのあたりはアレな感じのヤリオ。
【映像】オープニング
曲:『ノースリーブ』   ノースリーブシャツを着た女の子。シャツのおなかのあたりには、やっつんの顔写真。 夏の下北沢。ひとコマひとコマをエレキコミックが駆け抜けていく。爽やかな歌に、爽やかな映像。
やっつんとだっつんの夏休み
「ねー。『ドラゴンボール』の1巻、読んでくれよー」。穴ぐらに住むやっつんは中学生だけどまだ字が読めない。やっつんが泣くとゴキブリが集まってくる。そんな彼を責めずからかわず、あたたかくつきあうだっつん。  「俺こんど、バンドやるんだ」「楽器、弾けるの?」「うん、エアギター」。エアギター、といってやっつんが弾きはじめたのは・・・。
【映像】パロディCM『ノースリーブ』
キリン:生茶「バスを追うナナコ」(→ノースリーブCD)/コカコーラ:パワーエイド「矢沢シャバダバ」(→ノースリーブTシャツ)/富士ゼロックス:新デジタルカラー複合機AFRA」(→ノースリーブTシャツ)/マクセル:DVD(→『只』DVD)。   浴衣姿のやっつん、バスに間に合わず、ふっとバス停のベンチへ腰掛けて・・・「エレキコミックCD『ノースリーブ』」。 / 思い出を残そう。DVDに残そう。19歳と18歳の頃のやっつんとだっつん。「エレキコミックDVD、『只』」。
バイトのやつバアさん
コンビニの新しいバイトのやついさんはヨボヨボのおばあちゃん。「やついさん、さっさと仕事して」「はい〜、今日はどの米兵さんのお相手ですかな」米兵の相手はしなくていいです。おにぎりを並べてください。
【映像】ドキュメンタリー「エレキコミック−2人は仲良し」
仲が悪いお笑いコンビも数多くいる中で、エレキコミックはお笑い界きっての仲良しで有名。やっつんの親友・元ジョビジョバ坂田聡氏も羨みながら証言するほど。  そんなエレキコミックの2人、今日も今日とて市ヶ谷の川辺でネタの練習。互いのボケやツッコミが面白すぎて練習が進まない。 「相方のこと、どう思う?」「天才、ですね」(今立)/「相方のこと、どう思う?」「天才」(やつい)    あっ、中央線が走ってるぞ!ネタの練習中であることも忘れて、オレンジの電車を追いかけていく無邪気なお笑いコンビ、エレキコミック。  「ずっとこんな日が続けばいいのになー・・・」「・・・続くよ」
やっつんハローワーク
そろそろ定職に就こうかな、と職探しのだっつん。「やっつんハローワーク・・・?」とりあえず入ってみるか。   「この仕事どうですか。アーモンドを狂ったようになめる仕事」「報酬は?」「家族8人、ギリで生活できる程度」「やります」。 働くって簡単なことじゃない。
【映像】NEWS11「異論反論オブジェクション」
渋谷の若者に聞きました。「日本の政治についてどう思う?」「すっげームカツいてます。結局自分のためにしかやってないっていうか?ちゃんと俺らのことを考えてほしい」 「マニュフェストって何?」「・・・?知りません」 / 「9.11についてどう思う?」「やっぱあれ以降、たとえば音楽にしてもそこを避けることができないっていうか?あそこ通らないと、もう何も言えないし、すごい狭いものになっちゃうんだよね」 「2001年9月11日に起こった出来事は何?」「・・・?なんかあったんスか」   その憤り、的を射ているようでそうでなくて、そうでもなくもない。   「これからの日本はどうなってほしい?」「んー・・・バイト先のコンビニの店長、辞めさせてほしい。シフトとかすげーキツくしてくるから。あと加藤さんも。・・・それぐらい」
幽霊SE
なんや、音響の大谷さんは来てないんかいな。「大谷さん、風邪でお休みなので代わりに今日は僕が音響担当します」と、いつもはアイスを売ってる今立くん。 お化け屋敷のベテラン幽霊役やついさんの心配は的中、今立くん、なかなか音響の仕事に慣れなくて・・・。   今立くんのボケに丁寧にノッてツッコむベテラン幽霊やついさんは、まるで上方の芸人さんのよう。 
【映像】情熱大陸風「だっつんドッキリ・DJ初挑戦」
だっつんの知らないうちに、やっつんがDJイベントへだっつんの名前を加えていた・・・! イベントは今夜。どうするだっつん?   酒の力を借りて壊れてしまえばこっちのもんだ。DJだっつん、お客に構わずやりたい放題。 回した9曲の内訳:ジャニーズ5曲、おニャン子3曲、特捜戦隊デカレンジャー1曲。
テキヤの親子
「せつこ、ほら、大事にしていた金魚のデメポン持ってきなさい。お客さんが金魚救いやりたいっていうから」・・・「せつこ、ほら、給食費出しなさい。お客さんに渡すお釣りがないんだよ」・・・「せつこ、焼きそばは残ったら食べてもいいって言っただろ?これはお客さんに渡す分。いいからお前はドロップ缶に水入れて飲んでなさい」   楽しい縁日、のはずが、ここだけ戦中のような悲しみに溢れていて・・・。そのまま通り過ぎることができなかったお人好しのだっつんは・・・
【映像】バカRECO
政治家の言ってることなんて、このアフレコの内容とさして変わらないわけで・・・ムニャムニャ。
産婦人科
「妊婦なんてみんな、エロいことした女たちなのよ!」8人目を妊娠中のやついママ。 初めての妊娠、経験豊富な先輩ママにいろいろ聞こうと思ったけど、この人はちょっと不安。 だって胎教音楽がジッタリンジンなんだもの。だって『夏祭り』に合わせてロボットダンスを繰り広げるんですもの!
【映像】エンディング
曲:ナツウタ  にぎやかな時間は飛行機雲のように夏の空に消えていく。
エンドトーク
昨日の公演では両方の親御さんが観にいらしてたのこと。「あんた、いい歳してち○こち○こ言いすぎ!お母さん、だんだん笑えなくなってきたわよ」とやつい母からダメ出しが出たらしい。 今立母の反応は、というと「公演後、電話をしても出てくれなかった」(今立)
【映像】次回公演予告
フリーマガジン『R25』にも掲載されたおかげで、たくさんのお客様にご覧いただくことができました。ありがとうございます。ただひとつ、気になることが・・・

ねー?面白かったでしょー?って偉そうな私は誰。
冒頭の恒例(?)中継コントは今回マリオネタ。・・・って、またここでもマリオか〜!!とひっくり返って笑った友人と私。なんなんだ、このマリオネタブームは。まぁたしかにマリオは少年たちにとって永遠なるヒーローだけどもさ。 巨大平面クッパには少し感動しました。 あと前日の14日公演をご覧になった方から「ヤリオを操るルイージのコントローラが割れてしまっていたが、大丈夫だったのだろうか」というお話を公演後に聞いたのだけど、そんなトラブルがあったとはまったく気づけないほどキレイなコントローラでした。クオリティの高い修復作業。
ステージコントが始まってみるとまたもやびっくり。やっつん、声が嗄れて出ない。12日の初日から数えて4日目だけど、もうノドつぶしちゃったのか・・・つねに全力投球の人だから・・・。  声が出ないやっつんをフォローしようとしてたのか、だっつんのがんばり具合をヒシヒシと感じました。うーん、まさにコンビ愛。
前回公演の『只』を観たときも思ったのだけど、エレキコミックは映像や音楽や物販やおみやげ、その他諸々、つまり生コントじゃない部分への力と才能の発揮ぶりがものすごいな、と思った。 コントはというと、これはこのままテレビサイズにして差し出せそうなベタネタが多いような気が(ち○こドラムがオンエアに乗れるかどうかは別として)。 心底惜しいな、と思ったのは「やっつんハローワーク」におけるやっつんの報酬の回答。数々の奇抜な仕事を紹介してくれるわりには、どの仕事についても「報酬は?」と訊かれると「家族8人がギリで暮らせる程度」としか答えてなかったやっつん。この回答も最初は爆笑を呼んだけど、2回、3回、4回と繰り返すほどの威力があったかというと・・・?あった、のかも・・・?まぁこればかりは価値観なので。 だけど本当は他のボケも用意されていたんじゃないかなぁ? 気のせいかもしれないけど、報酬回答も回を重ねるごとにやっつんの元気がなくなっていったように見えた。
「だっつんDJ」では腹が割れそうなほど笑いました。ツッコミの人が天然才能発揮すると笑いの神が降りるものだね。ひとりよがりの選曲や、曲中のトラブルにもまったく悪びれる様子のないだっつんがむしろ愛しいよ。 しかしクラブでジャニーズソングってのは、意外と1周まわってウケがいいものなのかもしれない。


昨年の『只』公演が終わった頃に、どこでだったか、やっつんのこういう発言を聞いたことがある。 ある人が「(2003年8月の公演である)第10回発表会『只』の告知は、1月か2月か、そのぐらいの冬の時期からやってましたよね。なんであんなに早かったんですか?」とやっつんに訊いたところ、やっつんは真剣に「だって10回目ですよ?10って、そういう数字でしょ?特別っぽいじゃないですか。だからチカラも特別入れました」。 たしかに10は区切りのいい数字だけど、半年近くも前から告知するなんてチカラ入れすぎて溢れ出してるじゃない、と私は思った。 まぁやっつんのことだから、もしかして相手を笑わせようとしてそう言ったのかもしれないし、私自身もその発言をテレビで見たのか活字で読んだのか人から聞いたのか記憶があやふやなので、弱気なことを言えば「・・・と、やっつんなら言いそうだ」として流れてきた適当な噂だったかもしれない。でも本当に彼なら言いそうだ。 だって昨年のシアターサンモールで行われた『只』公演では実際、「ラーメンズの聖地、サンモールでいつか公演をやってやろうと思ってました」と、たしかに言っていたのだし。目指していた山のひとつの頂上旗を抜き取ったように、誇らしげに。
今回の『ノースリーブ』もそれと同じような気がした。 本多劇場こそがラーメンズの聖地・・・と思っているのはラーファン歴の浅い私の勝手な思いだが、それでなくても本多劇場は演劇の街・下北沢における頂点なわけで、そんな大きな意味のある劇場で正真正銘のお笑いライブ*1をやってみせるということは、これもまたエレキコミックにとっての旗取りイベントとなっていたのかな、と。客入れ映像、OP&ED映像、CDジャケットのいたるところに「下北沢の街を散策するやついと今立」の様子が映っていて、「ほら、見て!俺らは今、本多劇場のある下北沢にいるんだぜ!」と全身全力で本多劇場を楽しんでいるような。 また、次回公演は再びシアターサンモールで行われるそうで、そう考えるとますます今回の本多劇場に「俺ら、ホントにやったよ!」的意味を感じてしまう。きっと次回の12月公演にも何かしら「俺らはやっちゃうよ!」要素が含まれているに違いない(というか公演タイトルがすでに「俺らやっちゃうよ!」だ)。 いや、まぁこんな通りすがりファンの勝手な憶測なので、本当のところはもっとちゃんと重要な意味をなす公演だったのかもしれないけれども。
私がここまでこうしてダラダラ書いてきたことは別に「エレキコミックが頂上作戦を考えている」という意味ではけしてない。 なんかそんな重々しくて鋭くて黒っぽい計画はエレキに似合わないと思うし、ってこれも勝手な印象付けなのだけれども。 でも彼らはそうやって計画的に階段を上っていつか・・・とは考えずに*2「よーし、次の電信柱まで俺、息止めて行くかんね!」「じゃあ俺はケンケンで行く!」と、すぐそこにある目標に向かって少しだけスリルのある課題を自身に課しながら夢中で電信柱を渡って行き、しかし実はその道、ゆるやかな上り坂だった、という進み方をしているように見えるし、そうであればいいな、と無責任に思ってしまう。なにしろ30も手前にしながら自らを「やっつん」「だっつん」と呼び続けているのだし*3


結論もない文をウダウダと書いたけど、ええと、次回公演も必ず行きますよ。


帰り道、下北沢駅前ですれ違った親子連れに、「そのヨーヨー、どこでもらえるんですか?子どもが欲しがって・・・」と訊かれてしまった。 ヨーヨーをパシャパシャと嬉しそうに弾ませる、子どものような大人たちがゾロゾロ歩いてくる光景はどんなものだったろう。

*1:一時期のラーメンズが世間的に「演劇寄りか?」「お笑い寄りか?」と評されていることを踏まえて

*2:もちろん内部では大人として仕事として商売としてそういう計画はしっかりあるのだろうけど

*3:40過ぎても「チャン」呼びの芸人もいるけど、ってかコンビ名にしてるところもあるけど