8月10日(火)/恵比寿エコー劇場
- オープニング
- オープニングムービー
- 織田信長の家来・テリー
- 【SE】祝電
- リーダーはめっちゃいい人
- 【SE】祝電
- まねビア
- 【SE】あなたの知らないものまねの世界
- キムタクの主観が入った朗読会
- 【SE】あなたの知らないものまねの世界
- ものまね部
- 【映像】初舞台
- ものまね芸人がやってきた
- 【SE】作文・白井第三小学校 堀裕人「1日が1年だったら」
- えなりくん初めてのキャバクラ
- 【SE】作文・白井第三小学校 堀裕人「血」
- マッチ売りのものまね芸人
- 【SE】絶対言わない
- ザ・討論会
- エンディング
※一部仮称
- オープニング
- エコー劇場の席で開演を待つキムタク。と、場内アナウンス「まもなく、ホリものまね単独ライブ『本人不在!ちょ、まてよ!!』が開演いたします。お手元の携帯電話をお切りくださいますようお願い申し上げます。 なお、このライブは有名人が多数出演するため、ホリ本人は出演いたしません」 ちょ、まてよ!
- オープニングムービー
- 自宅でグーグー眠るものまね芸人ホリ。今日は単独ライブ本番だというのに劇場にはまだホリ本人が来ない。危機を救うべくエコー劇場に集まったのは、テリー・リーダー・キムタク・えなりの4人。 なるほど、タイトルはそういう意味でしたか。
- 織田信長の家来・テリー
- 「あんなバカ殿じゃあ日本はダメになるんだよぉ!」と明智光秀に信長の愚痴をこぼすテリー武将。調子よく持ち上げて明智光秀を信長討ちに出すが、光秀が出て行ったのを見はからって「でもあいつが天下取ってもせいぜい3日ぐらいだろう」と手の平返し。次に家康へ媚びるテリー武将。「あんたの息子はキャラ薄いよ」。 バックにはなぜか「風林火山」の旗。「こりゃ武田信玄だろうがぁ!バカヤロウ!」とここにもツッコんでいた。 ナレーションは『ドラゴンボール』時の八奈見乗児?
- リーダーはめっちゃいい人
- メンバーのスケジュール管理も他のタレントのマネージメントもそば屋の出前もなんでも「ほんますんませんなぁ。僕がやっときますわぁ」の一言で引き受けてしまう、人がよすぎる城島リーダー。 ナレーションはめちゃイケ等でおなじみの木村匡也?
- まねビア
- 「ウド鈴木は断れない」「武田鉄也は興味のない話は聞こうとしない」「寺門ジモンはなかなか指されないが、指されると筋肉アピールしかしない」「ユースケ・サンタマリアは絶対にヒトの話を聞いていない」 ものまねトリビア。
- キムタクの主観が入った朗読会
- キムタクによる『赤ずきんちゃん』朗読。「赤いずきんがすっげぇハマっててハンパなくテンション上がった」。 赤ずきんに我が子を重ねて感慨深くなるキムタク。水を飲んでもキムタク。
- ものまね部
- 新入生(オキシジェン)がものまね部を訪ねる。ものまね部の先輩が後輩に「誰でも簡単にできる動きものまね」を伝授、3人で練習。 「爆笑問題・太田光がたまに見せる変な動き」「ウッチャン 笑ったあとにズボンを上げる仕草」「ナインティナイン岡村の拍手」「ますだおかだ・岡田のツッコミ」「ますだおかだ・岡田の無意味な動き」「ラッシャー板前の痛がり方」「松尾伴内の喜び方」「武田鉄也『101回目のプロポーズ』での振り向き方」「今泉慎太郎の振り向き方」。 3人とも汗だく。後輩・オキシジェン田中いわく「この部、けっこう体育会系だな・・・」
- 【映像】初舞台
- 1998年2月14日、ホリの初舞台。古畑任三郎ベースにビートたけし、松村邦洋、坂東英二、市原悦子、つぶやきシロー(とプリクラの機械)、出川哲朗などなど。 この頃からものまね技術が完成されている。つぶやきシローなんてネタそのものを一本やりきってたんじゃなかろうか。
- ものまね芸人がやってきた
- 「まずは・・・」「続いて・・・」と、短いネタを次々と披露。テレビなどで自己紹介用の時間が与えられたときのようなスタイル。 ものまね芸人のものまねってのがすごい。「キムタクのものまねがウケず、得意の掛布に逃げる松村邦洋」「ものまねシチュエーションを説明するとき、『あのー』が多くなる山口智光」「イジリー岡田の仕切り方」など。いっこく堂の「声が遅れてくるよ」を誰かのものまねベースでやっていた。たしかピンクの電話のよっちゃんだったかな?(おぼろげ)
- 【SE】作文・白井第三小学校 堀裕人「1日が1年だったら」
- 「もし僕だけ1日が1年だったら、僕はもう3650歳だ」。クラスの中で僕だけ白髪、クラスのみんなと同じ速さで走れない、きっと誕生日もひらいてもらえないだろう・・・・・・。 ホリ、小学生時の作文?子どもならではのシュールな視点。
- えなりくん初めてのキャバクラ
- 20歳のえなりかずき、キャバクラデビュー。場所は歌舞伎町、店の名前は「スガコ・ドール」。出てきたキャバ嬢の名前が「イズミピンコ」で「モロじゃないですかぁ」と萎えるえなりくん。 声の案内人は藤岡琢也。
- 【SE】作文・白井第三小学校 堀裕人「血」
- 「鼻から出る血、エロ本を読むと出る血。いやな血」「口から出る血、病気のときに出る血。怖い血」「注射で吸う血、献血のときの血。良い血」僕がオトナになったら、献血をいっぱいしよう。 ・・・・・・小学生作文パート2。
- マッチ売りのものまね芸人
- テレビでもよく披露するマッチ売りコント。新ネタも交えながら。近頃は中尾彬がイチオシの様子。
- 【SE】絶対言わない
- 本人は絶対に言うわけないセリフをものまねで言わせるコーナー。 「マクドナルド店員の福山雅治」、「ヘルス通いがバレた武田鉄也」、「みのもんたが電話に向かって『いいとも!』」・・・など。 冒頭に鶴瓶ボイスで何か言っていたのだが聞き取れなかった(悔)。
- ザ・討論会
- 中央のテリー伊藤を挟んでモニターが2台。それぞれにキムタクとリーダーが映っている。「ホリのものまねはアリかナシか?」という議題で、討論は荒れる荒れる荒れる。 「ホリにまねされるようになってから、自分もものまねができるようになった」と言い出すキムタクとリーダーは、揃ってテリーのものまねを。2人のテリーに責められてたじろぐテリー、という図が圧巻。
先日のスピワ単独ライブの客層と全っ然違って、まずそこに笑った。大人ばっか。しかも男性多し。あと招待席であるなしに関わらず、業界人っぽい人も多かった気が。 客席上部の照明操作室前の柵にもたくさん人が座っていて、おそらくあれは仲間の芸人さんたちだと思う。底抜けAIR-LINEの古坂さんの姿を確認。大きいからすぐわかった。 会場BGMと、オープニング・エンディングムービーのBGMが"ノーボトム!*1"で徹底されていたのだが、ホリさんセレクトなのか、事務所セレクトなのだろうか、といらないことを考えてしまった。でも"ノーボトム!"、良さそう。聴いてみようかな。
ものまね芸人の単独ライブに行ったのは初めてなので、行く前は「いくら好きだからって、90分ものまね披露されたら飽きるかもしれない」とちょっと弱気になっていたのだが、杞憂だった。 ものまね披露のベース形態に工夫を凝らしていてまったく飽きない。「まねビア」での相手がいるものまね、「ものまね部」でのものまねレクチャーなどが新鮮。 しかもアシスト出演のオキシジェンがかなり堂々としていたので、しっかりコントとして成立していて感心した。オキシジェン、いつもプロレス技しか注目してなかったけど、演技もちゃんとできるんだね。
新ネタで笑ったのは「ナイナイ・岡村の拍手」。そうそう!こうやって小刻みに拍手しながら体を左右にキョロキョロ向かせるんだよね。本人の前でやらないかなぁ。
あと幕間SEネタの作文朗読はなんだったんだろう。ものまね要素は一切なし。ものまねというベタな芸風に慣れている観客は、そのシュールな世界に少し戸惑い気味だった。けど、作品としては、出すとこに出せば高く評価されるような面白さだった。
悔しい思いをしたのは「あなたの知らないものまねの世界」。ターゲット狭すぎなんですけど(笑)。キン肉マンもドラゴンボールも見てなかったので、「うわー、たぶん似てるんだろうなー!」と思いながら、声質を自在に変えられるという技術に拍手することしかできなかった。あ、牛魔王はわかりましたよ。初期のドラゴンボールは見ていたのです。 私の後部席の男性が「アニメばっかじゃん」と爆笑していた。おそらくホリさん自身はここが一番楽しかったことだろうよ。
90分の早いことといったら。感心と爆笑のくり返し。音量測定器*2で測っていたとすれば、最大の数値を出したのは「まねビア」における「ユースケは絶対にヒトの話を聞いていない」だと思う。 それまで調子よく相槌を打っていたユースケが、話し相手に「・・・なんですけど、ユースケさんはどう思います?」と訊かれて答えた「あ?なにが?」に、客席がグワン、と爆笑と拍手に揺れていたのがすごかった。その反応にホリさんもちょっと口元が緩んじゃってて、素直でかわいいんだから、もう(結局そこか)。
今年のホリプロコムは、とにかく所属芸人に単独ライブを開催させる方針らしく、7月のダブルブッキングを皮切りに先日のスピードワゴン、号泣、そして本日のホリ、秋には江戸むらさき・・・と次々に初単独を迎えさせている。 このメンツの中には「ライブに対するモチベーションはない」というスタンスをとっているところもあるようだが、ホリに関してはぜひ単独を2回、3回と続けていってほしいものである。
というのも、今回の「あなたの知らないものまねの世界」に代表されるような、テレビでは披露する機会がないであろうネタが許されるのは、ホリ目当てで集まった客の前だけだと思うから。 ネタ中にホリが「部屋で1人ものまねの練習をする孤独がわかるか」みたいなセリフを吐いていて、それならファンの前で試せばいいじゃない、と単純に思ってしまったミーハーな私。でも今回の単独の機会でもなきゃ、あの秀逸なものまねたちが皆、人の目に(耳に)さらされないままでいたのかと考えると非常にもったいないと思う。
たとえば、ステージにひとつ椅子を置いてホリが座り、マイクを持ちながら観客と会話するように新ネタ披露、というゆるやかなものでもいいんじゃないかなぁ。 ものまねの新ネタというのがどれぐらいの期間でどのぐらい生まれるものなのかはわからないけど、2〜3ヶ月に1回程度でそういうお披露目会があれば絶対毎回行くのに。ぐっさんだって『月極報告会』という好き放題できる場を設けているわけだし。
しかしホリさんはトークがそれほど立つほうではないので、客の前にひとり置いてかれるのは難しいだろうか。うーん、口ベタなところもまた職人っぽくて私は好きなんだけどな(結局これだ)。
いや、冗談抜きで、ホリさんおよびホリプロコムさんはそのあたり考えといてください。お願い。
*1:底抜けAIR-LINEを母体としたテクノユニット。参照:http://www.no-bottom.com/
*2:最近の『いいとも増刊号』でも使っているアレ