グータン(フジテレビ)

新番組。篠原涼子(るみたん♪)、松嶋尚美、優香の3人がゲストを迎え、ゲストが精神分析されるさまを見ているという内容(ちょっと違うか?)。番組の見せ方は『アメリ』だね。女の子の番組らしいや。
第1回のゲストはウッチャンウッチャンの深層心理なんて、お願いだから探らないでー!そっとしてあげてー!と勝手に心配するイタイ女がここに1人。でもまぁ、テレビ番組ですし、たいしたことは明かされないわよね。
番組の冒頭では司会の3人が顔を寄せ合って、内緒話をするように「ウッチャンの印象は・・・?」「白い・・・」などとヒソヒソ。うしろに座っていたウッチャンは堪りかねて「もういいんじゃねぇか?」。で、たどたどしく進行する優香を「聞いたんだけど、この番組はゲストが精神分析されるんでしょ?」「1回目なんだってね」とさりげなくアシストするウッチャン。司会の3人は「そうです、そうです」とうなずいてた。
番組では分析用のVTRとして、篠原涼子(面倒なので篠涼と呼ぶ)とウッチャンがドライブデートした模様を流していた。駐車場で待ち合わせするウッチャンと篠涼。第一声は「あのー、芸能人の内村光良さんですか?」(篠涼)。まるでスターオーラのないウッチャン。そこがいいんだよぉ。
精神科医・名越先生のウッチャン分析によると「意味のない高笑い=芸人・内村になるためのスイッチ」「“白髪”という言葉にギロッと反応=老いへの恐怖」「思春期の頃の話をしているときの貧乏ゆすり=性的興奮の蘇り」などヒドイ言われよう(笑)。ほかにも「基本的に相手の心を求めていない」「恋愛の駆け引きというよりもサービスだと思っている*1」「素に戻ると、自分の感情さえわからなくなる」「二重人格でナルシスト」などなど。まぁ・・・たしかにそんな感じはするけどさ。「これは・・・ゲストが落ち込む番組なの?」(ウッチャン)。
最後にウッチャンと名越先生が対面し、2人きりで精神分析を受ける。先生いわく「半年ほど前に人生の転機が訪れている*2。普通、30代で転機の訪れを感じるのは女性に多い。そういう意味でも女性的な性質が非常に強い」それに対してウッチャン「・・・オカマ?」「まぁ目覚めるかどうかは別にして」(先生)。えー!こんなに良くも悪くも男っぽい男性、いないと思うけど。でもまぁ目覚めるなら目覚めたで楽しいのでOK(許可)。 さらに「内村さんの中に、もう1人の内村さんがいる。それは“人との交わりを拒絶する内村”」「芸能人として活躍するのが内村Aとすれば、人を拒絶するのは内村B。プライベートの恋愛で女性が見るのはこのBのほうで、“私といるのになぜかひきこもっているように見える”と思わせる」とさんざんな分析結果。ウッチャンは「要するに内村Bを消せばいいんですね」とヤケ。
そして分析用にあらかじめ書いてきたというウッチャンの詩を披露。

本当に?
「好きな色は?」と聞かれて 「オレンジ」と答える
でも本当にオレンジが好きなのか?
何年も言い続けてきたから好きだと思いこんでるだけなのか?
朝焼けや夕焼けは好きだけど みかんはそんなに食べないし・・・
白も青も好きな時はある
本当にオレンジが好きなのか?

ひゃー。寂しげで素敵。で、分析結果を見事に予測しているかのような内容。自分を騙している自分。わかるなぁ。
最終的な分析結果も「サービス精神旺盛な実体のAに、まったく正反対の寂しげなBが影となり、それが深みとなり奥行きとなって人の心をつかんでいる」と、なんだかんだでいい評価。まぁそうだよねー(といいつつも予想内の結果に安堵。もっと嫌な面が出たらどうフォローしようかと思った。って、誰に向けてのフォローなのか)。
番組は第1回とういこともあって、改善の余地多々あり。分析においての注目点をいちいちVTRを止めて示し、それを踏まえてもう一度いまのVTRを観てみましょう、なんてやってるから、なかなか進まなくてイライラ。あんなの小窓に先生映してりゃいいじゃん、とか思った。 あとその精神科医の名越先生の説明が抽象的すぎるというかどうにでも取れるというか、ややもすると「たとえが違うんじゃないの?」と思うようなズレた表現をすることも。「人を拒絶して寂しい」ということを「イタイ*3」と言い切っていて、これは関西系の方言なのかな?ちょっと違和感があった。
そして名越先生は誰かに似ている似ていると思って、番組終了後に「あ、おちまさとに似てるかも・・・」と思いながら番組紹介ページにたどりついたら、企画・プロデュースがおちまさとだった。またしても。
来週のゲストは中島知子。ザ・身内完結。

*1:しかし番組収録なのだから恋愛ではなくサービスだと考えるのは当然なのでは?

*2:半年前はちょうど映画『恋人はスナイパー』を取り終えた頃だとウッチャン

*3:「イタイ」って、客観性のない暴走人間にあてて言いません?