UN街(ウンナンタウン) 3/30

第1回。番組名は「いろいろな企画をウンナンテイストで自由にためしていく」というコンセプトから、いろんな企画が集まったウンナンの街、という意味らしい。たぶん。
ゲストはビビる大木&有田哲平。今回は「芸歴1年未満の芸人による徹底討論」ということで、平たく言えば「真剣若手芸人しゃべり場」。スタジオには若手芸人、司会進行にこれまた入社1年目のアナウンサー、そしてモニターで見ているウンナン&大木&有田の意思を伝えるための、ダミーの若手芸人(本当は役者。イヤホンをつけてモニター側の指示を受けて発言)が揃っていた。どの人も芸歴1年目ということでもちろん知らない顔ばかりだが、1人、ばんび姫という人はどこかで見たことがあったなぁ・・・。頭にティアラをつけた不思議ちゃん系女子芸人。
討論の内容は、もう若くて青くて、本当にしゃべり場を見ているよう。一番よくしゃべって、みんなから総攻撃を受けていた“おさなぎ色”という女の子(24歳で夫婦漫才をやっているらしい)の言っていることは、なんというか真っすぐ過ぎて、かえって盲目的な感じだった。「結局、売れてテレビに出られない人はみんな負け犬」「ツッコミのほうが大変。ボケは思いついたことを垂れ流すだけだろうけど」などとわめいており、本当にそう思い込みながらお笑い続けていたらツライだろうなーと他人事ながら心配になった。
ほかに、サラリーマンを辞めて30歳過ぎで芸人を志すことに決めたという明智という人は、年齢的なこともあってかキーキーとわめく“おさなぎ色”を冷静に断ち切るのだけど、なにかにつけて「俺の美学では」を繰り返して、ほかのメンバーから「そもそもあなたの美学はなんなのか」と追究され「そういうのは人に言うものではない」とはぐらかして失笑を買っていた。
芸人1年目、語りたい時期だよね、とモニターを見つめるウンナンと大木さん、有田さんの顔は穏やか。そんな中でもスタジオの討論が横道にそれてしまうと、軌道修正の意味でも大木さんや有田さんがダミーを使って意見を言っていたのが、これ、今の本音みたいでちょっと貴重だなぁと思った。 この討論は来週も続くとのこと。
画面かわって、こんどはスタジオで観客を前にしたウンナン2人のトーク。『上々』でのエンディングみたいな感じ(というかそのまま)。企画モノだけで終わってしまうのかと少し寂しがっていたので、2人のトークが見られるのは嬉しい。会社の仕事の状況が把握できたら、一度観覧に応募してみようかなぁ。 ナンチャンはミュージカルの影響か、いつものウッチャン責めトークにより迫力が増していた。理不尽に責める攻める(笑)。アクションもでかいし。ウッチャンは子犬のようにきょとんとするだけ。「ナンチャン、もうウッチャンをいじめないでー!」っていう、かわいそうでカワイイ感がいっそう増してます。なんか小学生の時と視点が変わってないよ。明日(明けて今日)から会社員なのに。2人とも変わらない若さをいつまでも。