吉田戦車さんサイン会

『エハイク』刊行記念サイン会。既刊の購入でも整理券をもらえたので、サインの列に並ぶ人々の手にはさまざまな吉田戦車本がありました。独自リサーチ(自分の前後5人ほど)では『象の怒り』『さるかに合戦』が人気っぽい。私は新刊の『エハイク』を持って並んでいたのだけど、並びながら「しまった!エハイクは他の本よりサイズが小さいので戦車さんはサインが書きづらいかもしれない」と勝手な心配をするなどして時間をすごしていました。
戦車さんはひとりひとりに丁寧にかわうそくんの絵を描いていらっしゃって(きっとリクエストしたら他の絵も描いてもらえたのかな?)、撮影のお願いをした人にも快く対応していました。
いよいよ自分の番。整理券と本を差し出し、戦車さんと向かいあって座ったのだけど、ええと何か話しかけなくちゃ、昨年の秋頃に下北沢でお見かけしましたよ、私のお気に入りのエハイクは、とかいろいろ考えながら結局何も言えず、ただただ戦車さんが描き出すかわうそくんを見つめることしかできませんでした。そしてサインが終り立ち上がって振り向くと店員さんの顔が見えて、とっさに「あっ、私、カメラ持ってます」と口走ってしまう私。いきなり何を言い出すんだこの女は、と一瞬戸惑いながらも店員さんは「えっ。じゃあ撮りますか」と言ってくださり、戦車さんとツーショットで1枚撮ってもらえました。うふー。
客層はほとんど20〜30代の男女半々だったけど、中には小学生の男の子とおばあちゃん、といったような組み合わせもいて、彼らがサインを書いてもらっているあいだにいろいろ戦車さんに話しかけていたのが見えたときは、なんだかこちらもうれしくなりました。